北海道 行政書士会 函館支部

マスコットキャラクター
「たくまくん」

支部長就任のご挨拶支部長 嶋田 不二雄

嶋田支部長1会員の皆様、関係各位の皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

日頃より支部事業にご理解、ご協力を賜りまして誠に有難うございます。

去る5月12日(金)に行われました北海道行政書士会函館支部第58回定時総会において、三度支部長を務めさせていただくことになりました。

早いもので私が支部長の任に就いてから丸4年が経過し、5年目に入りました。

皆様もそうだったと思いますが、特にこの3年間最も苦労したのが、コロナ禍での支部の運営と事業計画の遂行です。何をするにも制限がかかり、相談会ひとつ行うにも場所の手配、人の手配等で役員諸兄姉はかなりの苦労を強いられました。そのような中、ご承認いただいた事業計画を何とか執行するべく、新型コロナウイルスの感染状況を見ながら、原則対面(時にはZoom)で、月に一度の理事会を開催して意見交換を行い、厳しい制約がある中、活動をしてきました。お陰様で、一部できなかった事業もありますが、研修会も複数回開催し、企画事業で行った相談会や社会貢献活動をマスコミにも取り上げていただきました。

この3年間で我々士業を取り巻く環境は大いに変わりました。コロナ禍により、オンラインでの会議やハイブリッドの研修会が当たり前となり、脱ハンコや電子申請等のデジタル化も格段に進みました。

また、行政書士法の一部改正も令和3年6月4日から施行され、法律の目的に、「国民の権利利益の実現に資すること」が明記され、一人行政書士法人の設立が可能となり、行政書士会による注意勧告に関する規定が新設されました。我々の業務に大いに関係がある改正民法も順次施行されております。

このような激変する環境の中、今年の総会では役員改選も行われ、正副支部長こそ留任となったものの、理事5名、監事2名の計7名が新任となりました。結果的に大幅な入れ替えとなった役員改選ですが、人選するにあたって最も考慮したのは単に登録してからの年数ではなく、新役員各自が持っている経歴とそれに伴うスキル、そしてこの人ならば支部のために汗をかいてくれるだろうという私の期待です。

平成大不況が令和の世となった現在も未だに続く中、昨年勃発したウクライナ戦争は、未だに終結の兆しは見えず、遠く離れた日本にもエネルギー不足、物資不足等のマイナスの影響を与えております。このような国際情勢が混沌とし、経済状況も依然として厳しい中、従来の発想にとらわれずに、斬新なアイディアと行動力を持った人材を我々は求められているように感じます。私も気が付けば登録開業して16年目に入りましたが、まだまだ勉強不足、努力不足であると感じています。その一方で行政書士は業務の幅が広い分、ビジネスチャンスも至るところにあり、その可能性は無限であるとも考えます。

我々執行部の活動が少しでも皆様のお役に立てれば幸いに存じます。また、そうするべく努力邁進いたしたく思います。どうか、これからの2年間新執行部をよろしくお願いいたします。

結びになりますが、去る5月26日(金)に札幌で開催された第64回北海道行政書士会定時総会において、はからずも本会副会長を拝命いたしました。今後は支部長と二足の草鞋を履くことになりますが、どちらも身命を賭して職務にあたる所存でおります。会員の皆様、関係各位の皆様におかれましてはより一層のご協力、ご指導ご鞭撻を賜りますことをお願い申し上げますと共に、益々のご健勝、ご多幸をお祈り申し上げます。

投稿日:2023年7月3日