北海道 行政書士会 函館支部

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「たくまくん」

新年のご挨拶嶋田 不二雄

新年あけましておめでとうございます。

会員の皆様におかれましては、お健やかに新春をお迎えのことと存じます。
旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

一昨年初頭より日本国内に感染拡大を続けてきた新型コロナウイルスですが、複数回にわたる緊急事態宣言の発令とワクチン接種の普及が功を奏したのか、この原稿を書いている時点では感染者数も激減して、かなり下火になっており、徐々に街の経済活動も再開されつつあるように感じられます。

支部の事業執行に目を転じますと、昨年の新年懇親会は大事を取って中止といたしましたが、2月の行政書士記念日にあわせて完全予約制で無料相談会を開催し、新聞広告以外に告知は行わなかったにもかかわらず多数のご相談をいただきました。また、初の試みとして社会貢献の一環として、フードバンクへのお米の寄贈も行い、地元の新聞でも広くご紹介いただきました。

その後、年度末の定期監査を経て、新年度の事業計画の策定と予算編成を行いましたが、出口の見えない先行き不透明な中での新年度の枠組み作りは大きな困難を伴いました。その時点で執行できるかどうか判断がつかない事業に予算を付けることの難しさは、私共に限らず、事業所すべてに言えることではないでしょうか。理事会で皆様のお知恵を拝借し、予算組では小林八重子顧問に貴重なアドバイスをいただき、何とか総会議案書を作り上げました。

そして迎えた第56回函館支部定時総会、十分な感染症対策を行い、宮元仁会長ご臨席のもと、2年ぶりに対面で開催しました。30名弱の会員の皆様が出席されました。原隆俊議長の円滑な議事進行により、すべての議案が承認され、私の支部長再任と新執行部の発足も含め総会は滞りなく終了することができました。この際の関係各位のご協力には、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

早いもので昨年の5月7日で支部長に就任してから3年目に入りました。あわせて本会では図らずも常任理事・業務部長を拝命することになりました。行政書士会に登録、開業したのは今を遡ること14年前の平成20年5月1日、右も左も分からないまま飛び込んだこの世界で、今日まで何とかやってこれたのも、家族の協力と諸先輩、諸先生のお導きがあったからです。

支部、本会共に役職に就かせていただいたのは、私の中では、これまでに様々な方々から受けた『ご恩返しの機会』を与えられたものと胸に刻んでおります。

支部長と常任理事の二足の草鞋を履くということで、これまでよりも格段に会務と出張が増え、それに伴って函館を留守にすることも多くなりました。しかし、そこは信頼の置ける3人の副支部長と優秀な事務局スタッフ、そして理事の皆様がおられますので、いつも大船に乗ったつもりで安心して出かけています。

昨年の10月1日から緊急事態宣言は完全に解除されました。我が行政書士会函館支部も、今まで制約されていた活動を取り戻すべく、事業計画の完遂を目指して日々邁進していきたいと思います。誰よりも会員のため、国民のために。

一方で昨年は嬉しいニュースが二つありました。長きにわたって支部長を務められた佐藤聰先生が、『行政書士制度70周年総務大臣特別表彰』を受章されました。また、開業満53年を迎える原隆俊先生が長年行政書士制度の発展に寄与したことを称えられ『道社会貢献賞』を受賞されました。業界の大先輩であるお二人がこのような名誉ある賞をいただいたことは、誠に喜ぶべきことであり、同じ行政書士として誇りに思う次第です。

結びになりますが、会員の皆様お一人お一人のご健勝、ご発展を心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたしたく存じます。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

投稿日:2022年1月5日