北海道 行政書士会 函館支部

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「たくまくん」

支部長就任のご挨拶支部長 嶋田 不二雄

会員の皆様におかれまして益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
日頃より支部事業にご理解、ご協力を賜りまして誠に有難うございます。
去る5月7日に行われました北海道行政書士会函館支部第56回定時総会において、皆様のご承認を賜わり、支部長を再度務めさせていただくことになりました。
早いもので前支部長だった小林八重子先生から襷を引き継いでもう2年になります。
1年目は毎日目の前のことに無我夢中で取り組んでいるうちにあっという間に過ぎ去りました。そして2年目に入ろうとした矢先に直面したのが、新型コロナウイルスの感染拡大です。会員の皆様もご同様だと思いますが、世の中の動きがすべてにおいて自粛される方向になり、支部の事業計画も大幅な見直しを図らなければならなくなりました。
大勢の人が一箇所に集るイベント的なものは一切できなくなり、また人と人が接触する機会を極力減らすために、リモートでの打ち合わせや会議も増えました。
そんな中でも、感染対策に万全は期した上で、毎月の理事会は継続して開催し、何とか事業計画と予算を執行するべく、役員が知恵を絞る毎日でもありました。
なかなか出口が見えない暗中模索の日々を送る中、支部創立60周年記念誌の発刊と、支部長経験者(過去10年)および永年支部事業に貢献された会員の方々に表彰状と記念品を贈ることができました。
また、社会貢献事業としてフードバンク道南協議会にお米を寄贈し、ひとり親家庭への支援を行い、北海道新聞と函館新聞でも大きく取り上げていただきました。2月22日の行政書士記念日に合わせて、こちらもコロナ対策を行ったうえで無料相談会を開催しました。このような状況下にも関わらず7件のご相談をいただきました。
さて、5月7日に発足した新執行部ですが、副支部長を増員して3名体制とし、理事にはあえて若手を多く登用しました。これからますます加速するであろうデジタル化の波は行政書士の世界にも否応なく影響を及ぼしてきます。そんな時にIT関係に明るく、フットワークが軽く、何よりも発想が斬新で元気のある若手の存在は必須です。そしてそれを支える中堅、ベテランの会員が相互に協力し合い、遺憾なく力を発揮し、支部を盛り上げてくれれば言うことはありません。
この会報が発行される頃には改正行政書士法が施行されていると思います。行政書士法の目的に『国民の権利の実現に資する』が加わり、『一人行政書士法人』が許容され、単位会による『注意喚起に関する規程』を新設することになりました。これらの法改正により、会員の皆様の活躍の場が今まで以上に広がることと確信しております。その一方で、コンプライアンス(法令遵守)には常に気を付けなければならないのは言うまでもありません。
結びになりますが、会員の皆様お一人お一人のご理解、ご協力があって初めて成り立つのが支部運営だと2年前に支部長を拝命してから心に刻んでおります。この度、再任されるにあたり、今まで以上に皆様のご意見に耳を傾け、ご承認いただいた事業計画と予算を執行していく所存です。これより2年間、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

投稿日:2021年5月14日