
支部長就任のご挨拶支部長 嶋田 不二雄
会員の皆様、関係各位の皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
日頃より函館支部の事業にご理解、ご協力を賜りまして誠に有難うございます。
去る5月9日(金)に開催されました北海道行政書士会函館支部第60回定時総会において、はからずも4期目の支部長を拝命いたしました。
早いもので私が支部長の任に就いてから丸6年が経過し、7年目に入ったことになります。その間、今日に至るまで、支部の運営には山あり谷あり、様々な困難に直面してまいりましたが、その都度支部役員を始めとする会員の皆様のご協力とご理解をいただき、何とか務めを果たしてきました。皆様にはこの場をお借りして心より感謝申し上げる次第です。
さて、4期目に入るにあたっての所信は、定時総会冒頭の挨拶でも述べさせていただきましたが、めまぐるしく変化する社会情勢に対応し得る行政書士の育成、つまりは国民の負託に応え得る行政書士の育成です。行政書士倫理綱領の最初にも『行政書士は、使命に徹し、名誉を守り、国民の信頼に応える』とあります。我々は常に国民の目を意識し、コンプライアンスを遵守しながら、依頼者のニーズに応え、正しく稼げる行政書士でなければなりません。もはや時代の流れは、行政書士が単なる代書屋であることを許さず、幅広い知識と実務能力を兼ね備えたスキルの高いプロフェッショナルであることを求められています。ひいてはそのことが依頼人の利益にも繋がるのではないでしょうか。
未だに『行政書士って何する人?』『行政書士と司法書士ってどこが違うの?』といった素朴な疑問を投げかけられがちで、決して職務内容まで熟知されているとは言えない我々ですが、それは裏を返せば何万とも言われている行政書士が独占的に作成できる権利義務・事実証明に関する書類の多さの表れであり、無限の可能性を秘めた仕事であることを物語っていると思います。
その可能性を発掘し、最新の情報提供を行い、研修を企画して支部会員のレベルアップを図るのが執行部の役割だと考えます。その為にも常時アンテナを張り巡らせ、世の中の動きにも敏感であり、変革期、特に法改正こそチャンスだと思えるような行政書士でありたいと思います。
今回の総会では役員改選も行われ、新たに4名の新人が役員として加わりました。新人とは言っても十分な社会人経験を積まれた方ばかりであり、潜在能力は申し分ありません。その原石をダイヤモンドに変えるのが支部長である私の役目です。会員の皆様におかれましては、どうか温かい目で新役員の4名をお見守りいただければ幸いに存じます。副支部長も2名が部長から昇進して新任となりました。思う存分にご活躍いただきたいと願う次第です。
その一方で、今回は5名の方が役員から退任されました。皆さん、在任期間中はほぼボランティアであるにもかかわらず、支部のためにご尽力いただき、また拙い私を支えていただき、どれだけ感謝しても足りません。その受けたご恩を決して忘れずに、函館支部をより良いものに発展させていくのが私の使命です。役職を離れても何卒ご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。後を託された我々新執行部の活動が少しでも会員の皆様のお役に立てるよう粉骨砕身努力いたします。これからの2年間よろしくお願いいたします。
結びになりますが、会員の皆様、関係各位の皆様におかれましては、より一層のご助言、ご指導を賜りますことをお願い申し上げると共に、益々のご健勝、ご多幸をお祈り申し上げます。