フードバンクへの寄付
『コロナ禍における食の支援について』
理事 黒島 志のぶ
例年、対外的な行政書士をPRする支部事業として「市民講座」と「行政書士記念日ふれあいカフェ」を開催してきました。しかし、長引くコロナウイルスの影響により、多くの人を集めるイベントは開催できない状態となり、新たな支部の事業はないものかと理事会で協議した結果次の3案の提案があり、最終的にこども食堂への寄付金を贈呈することになりました。
1.幼稚聞、保育聞に児童向けの図書(こども六法)の寄贈
2.介護施股、病院へマスク、消毒液、防護服の寄贈
3.こども食堂へ金銭の寄付など
しかし、函館市の子ども食堂の現状を聞いてみたところ、こども食堂の半数がコロナウイルスの影響で三密を避けるため活動を休止していること、こども食堂には経営者、医療法人、宗教法人等のスポンサーがおり、今のところ運営に支障が出ていない状況でした。
こども食堂のお話を聞いていく中で、市内に住むひとり親家庭がコロナウイルスの影響で、食費を切り詰め生活している状況に対しフードバンク道南協議会(注)が中心となり食料支援の活動を行っていることを知りました。
しかし、フードバンク道南協議会の知名度が低いため、食料の確保が難しいことなどを聞き、行政書士会函館支部も、支援の輪を広げるためのお手伝いをできないかと理事会で協議した結果、道南ブランド米「ふっくりんこ」お米5Kg入り150袋を提供することにしました。
贈呈は1月30日にフードバンク道南協議会事務局において嶋田支部長から広部代表に手渡されました。
この日はちょうど、こどもサポートクラブのメンバーがドライブスルー方式で食料品の入った袋を手渡しておりました。
渡す人、受け取る人両者に笑みがこぼれたのを見て、この支援が有意義であることを再認識いたしました。
なお、贈呈式の様子は、北海道新聞みなみ風、函館新聞に大きく取り上げられました。
(注)フードバンク協議会とは、賞味期限による廃棄処分前食品等の提供をいただいた食品を必要としている方々に渡るように、無償でお手伝いをしているボランティア団体です。